マーケットインとプロダクトアウト両方の強化をしていきます。(P.76)

うん。実は、真剣にプロダクトアウトを考えている企業経営者は意外と少ないんじゃないかと思う。プロダクトアウトを真剣に考えた結果の成功事例って実は多いんだよね。少なくともマーケットインではイノベーションは起きない。イノベーティブな市場開拓をするには、プロダクトアウトを忘れてはいけない。
さて、大雪経営塾の課題図書に選んだ本のもう一冊。もう一冊は紹介済み。
個人的には、柳井さんのスタンスの変遷のようなものが読み取れるのが楽しい。

経営は常に「砂上の楼閣」と同じである。(P.271)

人間はそんな矛盾を抱えつつ、それらをどこかで調和させながら意思決定し、「経営していく」、広い意味から言うと、「生きていく」ものなのだろう。(P.156)

ちょっと宗教家っぽい。でも、そういう生きる諦観みたいなのはいるよね。
あと、お役立ちと言う意味では

チラシは「お客様へのラブレター」(P.168)

ってのは、その通りで、そういう気合で作らないといかんなぁと。

やはり人助けの側面の強い投資はうまくいかないものだ。(P.62)

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