古写真で見る明治人の肖像

「民を殺すは国家を殺すなり」(P.66、田中正造)

小学校の教科書で、この方が紹介されていて、なぜか一時期、正造と呼ばれていました。おまけに大人になってから年賀状に正造として送ってくる方が未だに絶えませんので、功績やらなんやら記憶から無くなりません。

で、タイトル通りの本です。明治天皇からはじまって、政財界やら芸術家まで皆が共通に知ってそうな人から意外な感じの人まで。幾人か、へーって思った人を紹介して終了。

太平洋戦争中は伊勢神宮の祭主となり、戦後はA級戦犯指名を受けた。(P.26、梨本宮守正王)

こんなんで戦犯になるんだって感じです。

「子供に笑顔を与えよう」(P.90、森永太一郎)

森永製菓の創始者です。ここに来るか、というのは少し驚き。

本人の遺言どおり台湾の地(福音山基督教基園)に眠っている。(P.106、明石元二郎)

日露で大活躍した明石さんは、その後、朝鮮、台湾と回って植民地経営に活躍されたというのは存じ上げませんでした。

保守的な「国民主義」を守って国家主義に対抗、政府とは終始一定の距離を保った。(P.158、陸羯南)

こんなジャーナリストもいたのね。

「―貞奴は絶えず美しい、絶え間ない、増大する美しさです―」(P.194、川上貞奴、ジイドの賛辞)

世界を魅了した美女だそうで。写真を見ると確かに可愛らしい感じではあります。

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