論語

ベタに論語。まぁ、発言の断片集なので、読み直すたびに感銘を受ける言葉はまちまち。

自分で仕事の受注やら仕事を選んだりする上では、
「吾日三省吾身。為人謀而不忠乎。与朋友交而不信乎。伝不習乎」
とか、悩ましいし、べただけど、言葉を使う商売としては
「巧言令色鮮矣仁」
とか、改めて考えるわけだ。他方で、
「辞達而己矣」
という考えもまさにそのとおりで、言葉を商売にしていると言葉選びは大変なのです。
時には、間違えたりもするのですが、
「過而不改、是謂過矣」
とならないように、常に改めながら働いていくのです。そのときには
「君子求諸己、小人求諸人」
ということで、きちんと過ちのありようをきちんと考えてやっていこうと思うんだな。
言葉商売の上に、人気商売の側面もあるので、
「君子病無能焉、不病人之不己知也」
とはいっても、やっぱり気になるものは気になります。まだまだ小物なのですね。仕事の上で市場という風向きを見るのも大切なんだろうけど
「君子之徳風也、小人之徳草也、草上之風必偃」
風を吹かせる側になって、風になびく草にならないという姿勢は大事なのかも。で、無制限に仕事を考えるんじゃなくて
「不在其位、不謀其政也」
という姿勢で、一つ一つの仕事をしっかりと形にしていくことを考えねば。それに、コンサルという職分をどこにおくのかを常においてしっかりと仕事するようにしないと。
さらに、のらSOHOにしてみると
「未之思也、夫何遠之有」
は、その通り!と今なら絶賛したい一言。その思いさえしっかりしていれば、案外と人間どこまでもいけるものです。遠くいけていいね、なんていうやつは思いが足りんのです。
で、
「三軍可奪帥也、匹夫不可奪志也」
といえるだけの志をしっかり持って、仕事をしていこう。きっとそうすれば、
「君子謀道、不謀食~中略~君子憂道、不憂貧」
というように、自然と財はついてくるもの。君子のように「道=人の役に立つ」をきちんと実践できているかどうかだけを心に留めて働こう。

子育てと併用で仕事をする上で、格好は二の次だけど、
「士志於道、而恥惡衣惡食者、未足與議也」
と、昔から言われているんだと思うと、必要なときに必要な格好で、しっかりやっていけばいいや。そして
「有教無類」
ということで、自分も子供もしっかりと学び続けて磨いていかないと。その上で、
「老者安之、朋友信之、少者懐之」
のように、周りの人に幸せを提供できれば良いなと。でも、大学生まで親の生年月日をおぼえていなかったという不忠ものの私にとって
「父母之年、不可不知也、一則以喜、一則以懼」
なんていうのは、自分の親への態度として、しっかり反省せねばと言う感じです。


「日去食。自古皆有死、民無信無以立」って、ふと、これと対で思い出すのは「衣食足りて礼節を知る」というやつ。礼節の元になる信だの仁だのってのは、衣食が足りないと出てこないと思うぞ、と突っ込みたくなる。この辺、孔子ってのは普通のヒトなんだろうなとか思う。