8つの実話が教えてくれた「最幸の法則」
「他人様を喜ばすために生きなさい。自分のためにがんばってはいけません」(P.34、第2話)
「最も大切なボランティアは、自分自身が一生懸命に生きることなんだよ」(P.49、第3話)
たまたま、ネットで見たケーキ屋の事例で、感銘を受けたので、早速アマゾンで取り寄せて買ってしまいました。読んでみたら案の定、ここでも何度か紹介している植松さん(これ、これ、これ)も出ていました。他人のために働くという、とっても大事なことを、事例を通して大人に教える本です。
でも、ちょっと、文字が少なすぎるかな。僕の好みではない。しっかりと言葉を尽していないように思う。でも、この8編の事例は、そのわずかな言葉の隙間からでも、こぼれてくるぐらいすばらしい大人たちだ。
他人の中でも、一番大事なの次世代。その次世代に対して、きちんと一個の人間として向き合うこと
「感謝こそ生きる力だと、子どもたちが教えてくれたんです」(P.54、第3話)
そして、他方で未来への希望を見せる大人の責務
「早く大人になれ。大人になったら楽しいぞ。仕事は面白いぞ」(P.68、第4話)
こういう大人になれないといけない。あと、最近、僕自身、障害者の授産施設とのコラボを成功させたけれど、常に初心と自戒を込めて最後にこれを引用。
「それぞれができることをするだけでいいんです。障害だって個性なんです。健常者だって、おしゃべりの多い人や、うっかりミスが多い人もいます。障害者、健常者それぞれが、一緒に強みを見出して、弱みを補うチームにすればいいんです」(P.111、第8話)