インターネットビジネスでは従来のように少しづつ成長している余裕はなく、十分な資本を短期間に燃焼し、一気に圧倒的な優位性を作ってしまわなければならない。(P.260)

ふるいなぁ。そりゃ1999年の本だもんな。ビジネスフィロソフィとしてもどうかなぁと思う。ネットバブルってこういう時代だったんだよな。とはいえ、こういう風に偉そうに書いている僕自身もこの風潮に乗っかって、さくっと起業しているわけだし、偉そうなことはいえない。
読み返してみると、なるほど今では普通になってしまっていることばかりで、面白くは無いけれど、そういうビジネスがどう広まったかを読み解く上では、いい資料かな。大学でインターネット史でも研究するのであれば必読。でも普通にビジネスする人には不用。微妙な本だな。