ISO17799のかなり初期のころの入門書。
今読み返してみても、それなりにきちんと内容はまとまっているので、ＩＳＭＳの類のことをお仕事にする人は一読する価値は確実にある。今読んでも、役に立ちます。

ただねぇ、頭に冠している「図解　よくわかる」というのはどうかなぁと。図解に関しては、やっぱり、初期のころの本だけあって、内容の理解が模式的に進んでいなかったこともあって、図ってよりは、箇条書きを枠で囲んであるだけという感じ。
そういう書き方なので、図を見て視覚的に理解したいという方にはとっても不向き。当然、よくわかる、というよりは、一度学んだことをマッピングするのに役に立つ、という感じ。なので、ISOの原文を通読してからとか、もっとがっちりとした関連文献とセットで読みこなす必要ありです。

この手のことの話しは頭で結構整理できてきたし、競合さんも増えてきて仕事も減ってきているジャンルなので、個人的には、そろそろBOOKOFF送りにしても良いかという感じの本です。