自分にできないことを、ひとに教えようたって、むりですね。(P.415、カニの母親、イソップ)

いや、本当にそうですね。日々実感です。
世界の昔話集。なぜかこのシリーズは飛び飛びでしか持ってないので、5巻から。
まぁ、主人公が若い男女が多いのが、日本の昔話と違うなぁとおもいつつ

「わたしには陛下ほど大切なもの、気にいっているものは、ほかにはありませんでしたの。」(P.30、賢い娘、ギリシャ)

なんか、ばさまがじさまに言ったんじゃぁ、なりたたないよな。向こうの文化か。
でも、一休さんみたいな話もあって

「陛下、わたしに石を殺せとおっしゃるのならば、どうぞその前に、まずこの石に命と魂をふきこんでくださいまし。」(P.123、お妃になった賢い娘、ブルガリア)

なんか、虎と屏風の話とある意味似ている。こんな相似と相違を楽しみながら。読んでみてはどうでしょう。