新編 ぼくは12歳

人間ってみんな百面相だ(P.96)

うーん。彼の詩そのものは、いい、と思う。親御さんの解説もいい、と思う。でも、その後の手紙のやり取りは蛇足だなと思うし、そこまでそういう側面で彼を祭り上げることは健全ではないと思う。それこそ、命軽視な感じだし、ある種の特殊な若者だけ取りあげ、一般化して、死を求める純粋な若者と、それを理解しない大人たちの構図みたいな単純な図式化を感じるのが気に入らない。
なんだか、こういう社会のやり取りを見て、彼はこう思っちゃたのかねぇ、とかうがってみてしまう。

ひとり/ただくずれさるのを/まつだけ(P.97)