変わる家族 変わる食卓 - 真実に破壊されるマーケティング常識

現代主婦のこれまでに培われた価値観や感覚が、アイデンティティが、いまの親子の関係のありようが、教育観が、夫の日常生活や夫の考え方が、夫婦の関係が、そしてその親世代の育て方や実家の親の姿が、そして彼女たちが受けた教育や「正しい」と言われてきたことさえもが、......何もかもが絡み合って「家庭の食卓の激変」に至っているのだと見える。(P.14)

うひゃぁ、という感じの一冊です。この引用が全てを物語っています。
読みながら、「別にそんなもんだよ」「そういうこともあるよね」「それはなしだろう」「そりゃやばい」という気分が色々交錯して、なんといえば良いのか決めかねるという感じです。子供に何を食べさせてきたか、子供として何を食べてきたのか、非常に現代人にとって悩ましい一冊と言えます。
すくなくとも、1960年以降生まれた大人にとって、確実に必読書です。