九州ぐるっと。島原、雲仙、また長崎(1月19‐20日)
諫早から島原は海沿いを走る味わいのある私鉄。いい感じです。河口堰を眺めながら移動。海の景色はいいなぁ。鈍行なので、景色の流れがゆったりしていていい。で、島原着。
昨日に引き続きアテンドいただける友人が、駅前で待っていていただける。
ほーって、駅舎を眺め、車に乗って出発。島原城到着。てか、島原城天守閣到着。おい、駐車場近すぎじゃね?海城ではある。周囲散策。天守閣撮影後上る。中の展示は島原の乱の土地だけあってなかなか凄惨な歴史が。見ながら天守閣を登る。天守で周囲を眺めながら、彼から「島原大変、肥後迷惑」という言葉を習う。主に、後段の肥後迷惑という言葉をよく使うらしい。「あの人は肥後迷惑な人だからねぇ」とか使うんだそうな。武家屋敷の街並みを見物。なかなか味わい深い。知覧の武家屋敷もよかったけど、こっちも味わい深い。ただ生活圏なのでどこでも撮っていいというわけじゃなさそう。土産物屋を発見。これも旧武家屋敷を利用しているらしく、味わい深い。撮影している間に、アテンドしてくれてる友人が入店。撮影を終えて入店すると、何かあんみつのようなものを、手渡してくれる。「かんざらし」という甘味らしい。わりとあっさりとしてうまい。
で、ランチ。ラーメン風そうめん。ちょっと変わった味わい。麺に乗っているハムが明宝ハムっぽい。麺に使っているゴマそうめん旨い。また食いたいというと、わりと島原ではメジャーに作っているそうなので、長崎駅のお土産売り場で帰るんじゃないかとのこと。
アーケード街を発見。こりゃいい。坂本龍馬の歩いた道らしい。そこで、さっきのハムは雲仙ハムというものであることを確認。
島原を離れて雲仙へ。普賢岳が見たくて彼の車で移動。雪が降ってくる。なんか、だんだんヤバそう。チェーン規制がかかる。そして、目的地に向かう道は封鎖。しょうがないので、別の観光地を目指す。雲仙地獄へ。「地獄にお連れします」と言われたときは、俺、彼に恨まれることしただろうかと一瞬不安になる。で、環境省の看板には「地獄内は危険です」というわりとシュールな注意書きが。しかし、煙と雪で全然しかいない。合間合間に少しの晴れ間で周囲を見て楽しむ。それにしても、なかなか地獄感があって楽しい。
次に、日本一長い足湯。105mあるらしい。温泉県に行っても温泉に入らなかったのにここで温泉を楽しむ。なんかよさげな観光地だなぁ。あと、道中の交通看板に「名物六兵衛」というの発見し、なにこれと問いただすと、サツマイモの粉で打った麺、とのこと。麺好きの俺も初めて聞いたよ。てか、サツマイモの粉自体見たことない。食わせろと車中で暴れたら、お店に連れて行ってくれる。が、残念なことに定休日。あきらめる。
日本一でかい門松に連れて行ってもらう。でかい。鳥居よりでかい。これって不敬にならんのか?
眺めのいいポイントに連れて行ってくれて一望。海のある景色はいいねぇ。
とりあえず、諫早まで連れてってもらって、いったん彼はお仕事があるので、散会。あとで長崎で飯の合流を約束。
長崎に戻って、まだ見てなかったと思い立ち、眼鏡橋など街中の石積みのものを見て回る。一度ホテルに行って、荷物おいて休憩。ちょい勉強して時間つぶす。
で、思案橋で合流。ワインバーっぽいところに入る。が、ワインもあるが、焼酎もあるし。メニューも結構和風。なんか好みの感じのお店だ。焼酎からスタート。なぜだか、突き出しはレンコンとかの煮物。旨い。で、メニューに先ほどの雲仙ハムがあるので頼む。焼いて出てくる。俄然うまい。和牛カルパッチョに甘鯛のサクサク焼き。昨日のアマダイもワイルでうまかったが、この皮面の鱗を丁寧にフライ状にして食わせる技はなかなか。長崎名物は甘鯛だ。日本酒にシフトして、鯛肝塩辛とクリームチーズを和えて食う。タイラガイの貝柱の刺身、シイタケ焼などを食す。酒が進む。で、長崎のさつま揚げ。これはこれでうまい。
いい感じになったので2件目へ。いい感じのオーセンティックバー。今日もスピリッツ祭り。
で、締めは自分のホテルの近所のリンガーハット本店で長崎ちゃんぽんを食す。
長崎はアテンドしてもらったせいで、お店の名前を覚えていないのが残念。
ホテルに戻って就寝。
で、起床。列車までまだ時間があるので、坂本龍馬ゆかりの亀山社中跡を目指す。途中で看板を見ると竜馬の像があるようなので目指す。グーグル先生の指示通り歩く。細い小道。目の前にそびえる坂。登る。まだ坂。登る。まだ坂。以下略。終わりなき急坂。さすがの僕も死ぬかの思ったら、ようやく小高いところにある公園へ。公園をうろうろして銅像を見つける。うむ。で、次は、亀山社中跡。これは下り。記念館になっていて、小さいながらもそこそこ見ごたえはある。個人的にガイドボランティアは不要。
で、さらにシーボルト記念館を目指す。理系人間なら行かなきゃね。一山降りてきたと思ったら、また一山登るんかい。死ぬ。
駅に戻る。お土産買う。冷凍してある六兵衛を発見したものの、輸送方法もホテルで調理するすべも思いつかなかったので、あきらめる。列車に乗る。白いかもめで、鳥栖まで。で、そこから久留米へ。
長崎は登山です。覚悟していきましょう。
教訓:世の中、知らんものやことはたくさんある。誰でも知っていると思っちゃダメ。