熊本に近づくと、雲行きがかなり悪くなる。車窓から阿蘇山を見るのを楽しみにしていたのですが、天気が悪くかろうじてシルエットらしきものが見えるだけ。悲しい。で、ようやく熊本着。雨。城に行こうと思って、ちょっと早めにつくやつにしたのですが、しょうがないので、路面電車に乗って一路ホテルへ。テンション下がるわ。
ホテルから城はそんなに遠くないんですけど、頑張る気がなくなって引きこもり。人を介して紹介してもらったお店すら行く気が失せてしまう。ネットで見るとホテルのビルの下にある居酒屋は郷土料理が食えるらしいので、そこでいいやと決め込んで、開店時間が来るまで読書。

入店してみると、割といい感じのお店。地元のお酒が少ないことを除くと結構美味しく満足できる店でした。
一文字グルグル、からしレンコン（大好物。温かかった）、馬刺しの盛り合わせ、馬のたたきみたいなステーキみたいな感じのやつ、モツ煮、何か光物のお刺身、たけのこのお刺身といただく。
美味しくて少しテンションが上がってきたので、オーセンティックバーを検索して、勇気を出して小雨降る熊本の町へ。Thankさんで数杯楽しんでホテルに戻って就寝。良かった。でも結構スピリッツ祭りになっていたような...。

早朝起床。熊本城を目指す。どうも入場には朝早すぎたらしいので、周辺の城郭でも攻めようかと思ったのが運の尽き。広い。天守閣じゃねぇの的な建造物がゴロゴロと。靖国神社参拝するのに迷う。参拝してから城に戻るのに迷う。ようやく本丸の有料のところまで到達。やっぱりこんなところ攻め込むもんじゃありませんよ、西郷さん。清正公の築城は伊達じゃないですよ。いろいろ館とか見るべき建造物が多い。そうこうしてようやく天守閣。やっぱり立派。で、登る。結構しんどい。満足して帰ろうと思ったけど、道がわからない。城郭から出れない。
やっぱ、グーグル先生でしょうって入力して出口を目指す。雲行きが怪しい。小雨が降ってくる。出口着って思ったら、そこは関係者以外立ち入り禁止で封鎖。その時に大雨。まさに城の中に取り込まれて退路を断たれた敵軍のような気分。ごめんなさい。絶対熊本には攻め込みません。這う這うの体で、何とか城を出ると快晴に。

歩いて駅に行って、思わず改札通過してしまったけど結構時間がある。と改札のそばをみたら、立ち食いソバ屋が。太平燕を出しているということなので、入店してランチにする。おいしい。また食いに来よう。てか、小泉八雲さんのおうちの方も見たかったからまた来ないとな。
で、新幹線に乗って、新鳥栖で特急かもめ（これもカッコいい。白じゃない方になったけど）に乗り換えて、一路、長崎へ。
長崎もまた地獄になろうとは。

教訓：天候が悪いときは悪いなりに楽しめるプランは時には必要