えーかっこしの自分

今日も、休日の朝から、職場に来てる。
基本的に、同僚他が周囲にいるときは作業をしないというのが自分流の働き方だったりする。

いつの頃からか分からないけど、小学校の休み時間に次の時間のテストの勉強の予習をしたりとか、絶対しなくなったし、中高に至っては、中間や期末のテストの前に友人と勉強したりというのは、ほとんどしたことがない。たぶん、親兄弟も含めて、勉強をしている僕を見たことをある人はいないと思う。必死に人目につくところで勉強していたのは、大学受験に関して、高3の敬老の日から勉強をし出したのでその日から受験の日まではなりふり構わず勉強したので、このときぐらい。
理由は分からないけど、用は、人前で下ごしらえを見せるのが嫌いなのだ。大学の時も、チームで学生実験をやるときに、こっそり裏で全作業工程をやってみて段取りは全部僕がくんで、チームの人にやらせて、自分はソファーでよく寝てた。卒業研究も、人のいない時間に来て、必要な実験を全部やった。兎に角、人前じゃなぜか地味な作業が一切できなかった。
当然、この傾向は社会人になっても一緒で、同僚といるときはとことん無駄話。必要な作業は自宅か、異様に早い時間に来て作業をするか、異様に遅い時間までいて残業するときに作業をする。

たぶん根っこは見栄っ張りなので、アクセクやるところを人に見せたくないだけなんだろうと思う。
江戸の言葉で「野暮用(やぼよう)」ってのは、遊び事のことではなく、仕事のことだそうだ。そういういみじゃ、野暮用はこっそりやりたいってのは、僕だけじゃなくって、結構日本人全般に共通の見栄なのかもしれない。

とはいえ、結婚して自宅で仕事をすると、そうもいかなくなってくる。一番見栄を張りたい相手=家族に、一番かっこわるいアクセクするところを見られて生活する羽目になる。たぶん、家での仕事でいらいらするのはそれだと思う。要は、家族にこそ「お父さんは楽々稼いでるんだもんね」って、たぶん、心の根っこで見栄が張りたい訳なのだ。そういう意味じゃ、企業戦士ってのはうらやましい。野暮用をやっているところが家族に見せないで良いわけだ。
そうこう生活していると、徐々にだが人まえでも仕事はできるようにはなってくる。なので、最近はわくわくセンターで作業したりとか、各所で作業したりする。

でも、根っこはそう変わらんので、こういう職場に来るとどうしても早朝とか休日にこっそり出勤したくなるんだよなぁ。本当に、自分ってSOHOとか起業家向きじゃないよなぁ....。