夜行列車

この間、仕事で柏崎に行くのに、すごく久々に夜行列車の寝台にのったんだな。夜行列車自体は、おととし急行ハマナスに乗ったけど、一区間とかその程度なので、夜行列車の旅って感じではなかった。
でも、その昔は散々、夜行列車に乗った。そもそも、大学生のときは実家が網走で、自宅が札幌で、親がJRだったから帰省のたびに、夜行の特急オホーツクだった。なぜか日中のやつにほとんど乗らなかった。

帰省中に大学生協の理事会があるからって網走から夜行で札幌に戻って、理事会に出てすぐに夜行で家に帰ったこともある。なんだか死ぬ思いだった。さらに、混雑していて座席に座れなくて、夜行なのに、終点までデッキで立ってた(というか、荷物をイスに座ってた)ことも幾度となくあったなぁ。あ、下宿の後輩と一緒に語らった夜行のときもあったっけ。まぁ、体力あったよな。あの頃は。

あと、高校生の時には、美深の友だちに会いに行くのに、旭川で乗り換えて、夜行で行こうとしたこともあった。そのときは、網走からの途中下車で、旭川の買い物公園のベンチでボーっとしてたら、手をかざす宗教集団に全方位囲まれてかざされた事もあったよなぁ。あれも、なかなか味な想い出だよな。

あと、大学の4年生の時には、就職活動で、北斗星で東京往復をガンガンした。親の庇護下だったおかげで、飛行機より安く乗れたしね。普段はB個室とかいうやつに乗って、人に会わないで、パーティションの中でこそこそ酒飲んで寝てた。けど、場合によっては普通の寝台車両になって、見ず知らずの人と一緒のたびになることも結構あった。

なんだか寅さんに感化された変なおっさんと一緒になったときはすごかった。車販でガンガンビールかっておごってくれるは、ビールに飲み飽きたら、「レストランでも行くか。好きなもの食え」とかいって、いきなり食堂車に連れて行かれるは、食堂車のおねぇさんに「予約の方だけですけど....」と言われるにもかかわらず、押しの一手で「なんかできるもんぐらいねぇのか」とか押し切って、うなぎとビールを勝ち取って、2人前のうなぎを食わしてもらったんだよな。

あのおっさんは元気かなぁ。あ、でも、夜行列車でなかったのは可愛い子と一緒になることかな。
ま、後日聞いたら、一応、隣り合わせの人の性別とかって考慮して寝台の座席配置ってできているらしい。まぁ、そんなロマンスがないのは当たり前ですな。ちぇっ。