僕の株の買い方

最近、好景気なのか、よく株の買い方を聞かれる。私自身、今のところそんなに運用成績が悪いわけじゃないし、色々話をしてもいいんだろうけど、よっぽど親しい人以外には、細かいポイントはあまり言わないようにしている。投資顧問業を持っているわけじゃないので、こういう買い方をするといいとか、そういうアドバイスは一切合財してはいけないからだ。
けど、自分の買い方と考え方を公表するぐらいはいいだろうという勝手な判断で書いてみる。なので、このエントリーを見て参考にして株の売買はしないように。

僕が株をやる理由は別エントリーで書いているので、それは大方針なのだけれど、その流れから日本株に関しては、基本方針は「北海道本社の株を買う」の一点だったりする。

当然、社会的に有益な企業に投資をするという方針は一緒だけれど、家内のためた金でやっているという事実から考えて、損はしちゃいけないので、儲けるという方向性は結構こだわっている。

で、北海道本社株にねらい目を付けた理由の一つは、中国株と同じ理由。要は、その後の地域経済が上向けば、そこに本社のある会社の株は基本的に上昇していくという考え方。そもそも、中国株やらBRICs株が注目された理由もそれ。ちなみに、株を始めたときの北海道の経済状況は、宜しくないけれど、日本全体としては好景気モードという状態になりつつあった頃。ちなみに、北海道の景気は「飛行機の後輪」と呼ばれて、「最後に上昇して最初に下降する」と揶揄されている。それを逆手に取って、中期的に見ればその後上昇することは手堅いという予想は簡単に立つ。
おまけに、当時、旭川に帰省したら、空港は中国人が占拠。人気の観光地は「大雪山」。理由は「雄大な大自然がすばらしい」と来たもんだ。どっちが先進国だかわかりゃしねぇ。という状況。まぁ、中国以上に後進国ってことなんだから景気も上向いたらすごいでしょうなんて思ったわけだ。

もう一つは、北海道の上場企業は意外と隠れ日本一企業が多いということだ。年賀状印刷シェア日本一とか、足場組み立てのシェア日本一とか。こうしたトップシェを持っているというのは、そこからの収益があるので、企業としてつぶれにくい。北海道企業の中から、こういう企業を拾っていけば、当然手堅いということだ。

更に言えば、前からの上場企業に関しては、この北海道の長くて重たい不景気でしっかり生き残っている企業なのだから、経営がしっかりしている&世の中に必要とされている、ということの現われに他ならないといえる。手元にほとんど市場がないわけなのだから、多分、都会の企業群より遥に厳しい経営環境で生き残っているとも言える。また、新規に上場したての企業であっても、この不景気下で、業績を維持したり伸ばしたりしているわけだから、十分に見込みがあるといえる。とはいえ、上場したての時はIPOブームのせいで過剰に株価が高いことがあることさえ気をつければ問題はない。

この3点だけを勘案しても、よほどのことがなければ、北海道本社銘柄を中期的に保有すれば、確実に上向くというわけだ。
なので、自分で選択した銘柄は、自分の生活と仕事で必要なANA(これもAirDoがあるので、遠まわしな北海道銘柄だけど)を除けば北海道本社の企業の株だったりする。

とかいいつつも、一番大きな理由は、自分が北海道生まれで、北海道が好きだからというのが一番でかかったりする。自分も事業所持って仕事してるんだし、自分の仕事が微力でも貢献できれば、結局北海道株の価値を押し上げるんで、自分の頑張りで老後が決まるってことかも。