貸し渋りと貯蓄と投資の関係

リーマンショックで株価が下がって、困っている人と、貸し渋りで困っている中小企業がTVで放送されている。で、貯蓄から投資へって政策をした小泉改革のせいだとか相変わらず不思議なことを言っている。
小泉改革を支持するわけじゃないけど、そもそも利息目当てでお金をどうこうしようって輩がおかしいんだろうが。
そもそも、貯金をしても銀行が投資や融資をしてその利益で利息が出来る。こんなご時世でみんな貯金にお金を廻していたら、貸し渋りで中小企業全部があの世行きだ。だからこそ、貯蓄から投資へなのだ。投資に回るお金があるからこそ、企業にお金が回る。
そこで、まっとうに企業投資の意味を考えてちゃんと株式市場等の投資市場に、個人が自己責任で社会に必要と思う企業に投資すればいいのだ。

過度な貸し渋り社会がおかしいと思うなら、銀行に金を預けるべきじゃない。投資に廻すべきだ。直接中小企業に廻せないなら、その企業と資本関係があったり取引関係がある企業に投資すればいい。他方で、貸し剥しだの貸し渋りだのされるような中小零細がつぶれてOKと思うなら、ドンドカ銀行の貯金に直せばいい。
ちょっとは冷静にお金の意味をみんな考えるいい機会。投資の目的は自己資産形成じゃない。社会の資産形成だ。自分が必要と思える社会資産の形成を考えて投資するだけのことだ。