相当前の話だが、うちの娘が新しくできた友だちに、「○○ちゃんちって金持ちだよね」って言われたそうな。

まぁ、一見すると、私立の高校に子どもを入れてその上に、県外で寮暮らしまでさせているので、まぁ、お金ある家はいいよねーって思われているのは、親の方でも一緒な時がある。

まず、生活保護等は受けていないので、その意味では生きていけるだけの収入は世帯で持っている。ただ、べらぼうに高収入かというとそうでもなく、地域内でいえば、同年代の男性が稼いで妻が専業主婦ってスタイルの家庭並です。家内はわりと正社員ですが、昔の人なので、正社員とはいえ収入に男女差のある最後の世代なので、それ程高くありませんし、私の方も会社にしてしまったので、個人の収入で事業費とどっちつかずの分はほぼ無くなり、家のために使えるお金は、普通のパート並に減っています。なので、足すと、同世代男子一人稼ぎ家庭ぐらいです。

子どもの高校が下の子も別に私立で問題ないと思ってますし、むしろ中学校から県外私立でも行きたきゃいけやと思います。別に、それでも自分が生きている限り金銭的にさほど困りません。
どこかで書きましたけど、公立高校無償化に伴って私学にもお金が入って減額されていて、僕らの頃の公立高校とさほど変わらない金銭負担です。
その上、まぁ、毎晩とまでは行きませんが、自分の飲みたい酒を自由に飲めるし、子どものやりたいことはそれ相応にやらせてあげる程度のお金には不自由してません。家内は家内の財布で分かれているので、何とも分かりませんが。
で、周囲でこどもを私学に行かせるだけでお金持ちって言われるわけですが、「そこに秘密が！実はこの情報教材が！」ってのは一切ありません。普通の所得しかありませんし、ろくに預金もありません。じゃぁ、どうしてっていうと、非常に簡単な話です。自分の価値観に沿った徹底的な支払の選択と集中です。
車は家内が買った一台ですし、家は家内の実家に対して家賃をそこそこ払ってますので、普通の借家で、パソコンはわりと5万円以下2台だったり、ネット回線も再安値で、服装も別にこだわってないし...と列挙すれば、周囲への見栄のためのお金ってのは、ほぼほぼ一切出費してません。
あと、生涯に必要な金額とかTVにいるFPが脅すのもほぼ無視しています。保険も上の子が二十歳になるまでしか有効じゃない掛け捨ての生命保険と、最低限の医療保険だけ。
その分、子どもへの子どもが自主的に欲した物事への投資は徹底します。あと、自分の学びの投資も徹底します。今の僕の支払いは、子どもの欲しい物(学費を含めて)、書籍代、交流の為の酒代、その場に行くための交通費でほぼ完結です。車も家のローンもありません。車は家内のものですし、僕には持ち家にこだわる意味が解りません。

ということで、お金は困ってません（でも継続的にお仕事は下さい(^^;。働くことで人様の役に立つのは生きる上で重要です）。
お金で困っていると主張する人は、多分、人生や社会に対する価値観の軸がないだけなんだと思います。人とはかくあるべきで社会とはこういうものだという見立てがあれば、何にお金を使うべきかは、はっきりすると思うんですよね。
僕にとっては知性が生きる糧なので、そこへの自己投資はやめると負けですし、それが最優先なわけです。そして子供が人生の子の後をよりよく生きるためには、自主的に知性を身につけていくことが肝要なので、本人のやりたいを伸ばすのが最善手と信じています。なので、貯金だの財産は残しませんがそこには徹底的に投資します。
それ以外の有っても無くてもいい物なんてどうでもいいと思ってます。あ、余力があったら、気分をよくしたいので、家族でいいものを食べるのに食材費とか外食費はチョコチョコと使います。それで、お釣りは出ないけど、そんなに困りません。
持家とか車とかスマホとか、周囲の目線を全部抜きにして自分の幸せと思える価値観に対して、本当にいりますか？
横並びを止めれば、お金で困る(と思い込んでいる)人は本当に減ると思います。ただ、本当に生活保護とか困っている人は、また別の手段が必要だと思いますけど。