仕事の服ってなんだろう

朝、上の子は学校に。家内は会社に。僕は下の子を連れて、保育園に。で、そのまま客先に。

趣旨がよくわからんけど、とにかく来てくれということだったので、そのままの格好で。
何を血迷ったのか、客のほうが、服装に難癖。確かに着の身着のままでしょぼいけど、この格好でいっつも過ごしているし、ほぼすべての客先でもこれで通している。何こそぬかすと言う感じ。挙句に抜かした台詞が「こんな格好でここに何しに来た」ときたものだ。
用事も伝えず呼びつけたのはあんたでしょ。用があるのはあなたのほうであって、私ではない。さすがにカチンと来て反論。
用件も言わずして呼びつけておいて、どんな格好をされようとあなたにものを言われる筋はない。それに、特別嫌がらせをするために普段と違う格好でもしてくれば言われても仕方だがないが、普段通りの格好。フリースが気に入らないの、ジーンズが気に入らないのと細かい。
「そんなことで難癖がつくような契約なら、文化の相違でしょうし御社のためにならないでしょうから、お互いのためにやめましょう」と怒っていったら、向こうが矛を収めて、ひと段落。

でも、仕事の服装=スーツってのはどうかなぁとおもう。農業の仕事は農作業の服だろうし、子育ては子育ての服。機能的な服を着ていたい。子育てしながら事務をやって営業をやるとすると、やはりスーツは厳しい。スーツ文化から見て、主婦が化粧っ気なくて小汚い格好をしていても、それは主婦業というのを全うする上で本人にとって機能的で格好よければそれでいいと思う。理系の実験職や工場の職員にいたっては下手にネクタイなんざしていたら実験や作業のときに危なくてしょうがない。
大体、子守してみろ。スーツなんか動きにくいだけじゃなくて、すぐに汚れて逆にみっともない。子育てSOHOをしながらスーツなんて無理だって。出来るおしゃれな人もいるのかもしれないけど、少なくとも僕には無理。
最近はこういう発想で問題ナシとしてくれるお客が多かったので、とっても仕事はしやすかった。服装の指定をされることはあっても、服装で難癖がついたのは独立後初かも。省議室だって、首長対面だって、上場社長と面会だって普通にこういう格好。まぁ、呆れているということもあるんだろうけど、基本的に僕の頭の中身に興味があって服のセンスに興味はないからだと思うけど。

とはいえ、多少は服装に気を使わないとね。相手に不快な思いをさせるような本当に汚い格好や醜い格好じゃ困るもんね。