サラブレッド

最近仲良くお酒を飲む、お役人のAさん。札幌出張のたびに呼び出してはお酒を飲む日々です。このお役人さん、通称がアンソニー。実に深い謎です。なぜアンソニーなのか?その秘密を聞き出すべく、ワールドカップで沸く市内の中央部によびだし、A氏と、地下街で待ち合わせ。で、仕事が込み合っていたらしく、遅刻のお電話。なじみのバーで、いっぱい(けして杯が一つという意味ではない)引っ掛けて、待ち合わせ場所に再び登場。
ほろ酔い気分で待つこと5分。
合流。
A「さて、どこに行きましょうかね」
F「どこにしましょう?あてなく呼び出してます(笑)」
A「ちょっと、行ってみたいところがあるんで、そこにしましょう」
F「ほほう」
A「2度、店の前まで行って満員ではいれなかったんだよね」
F「それは期待が持てますねぇ」
ということで、つらつらとアンソニー氏にくっついて目的地へ。
そこのお店は、「本気」とかいて「マジ」と読ませるえらい狭い居酒屋でした。
F「うぉ。込んでますねぇ」
店員「カウンターでよろしいですか?」
A「いいよ」
F「取りあえず暑いからビールですね」
と、生中2つで乾杯。なに食いましょうかねぇとメニューを見ていると
「毛がに 1杯 380円」
というクレージーな料金体系が。
F「これってどうなんですかねぇ....。」
A「そりゃ、やっぱり、密輸でしょ。取りあえず頼んでみます?」
待ってる間に、ビールごときはあっさり無くなってしまったので、 お酒を、チョイス。
やっぱ地元の地酒だよなぁ。とみていると「サラブレッド」という、 ふざけた名前のお酒が。
まぁ、カニに馬って、実に北海道的だなぁと、深く考えず注文。
まぁ、アンソニー氏もサラブレッドだしな。と、頼んで飲み始め。
たわいない会話(これからの北海道経済なんてたわいも無い?)を 延々としていると、ついに登場!380円毛がに!
ビックリ!!でけぇ。
F「で、でかい...。っすね」
A「ホントにでかいねぇ。こ~んな小さいやつかと思った」
食ってみる。
おおお。結構身が詰まってる。旨いです。
A「やっぱ密輸だよ。み・つ・ゆ。ぜったい、ム○オが捕まったら 二度とこんな値段で食えないよ(笑)」
F「頑張れ○ネオですかね(笑)」
ということで、札幌に行ったら、すすきの某所のの「本気(マジ)」を 探してカニとサラブレッドを楽しみましょう。