ホーセスネック

馬の首。まぁ、このカクテルを現物を見れば分かりますが、 ブランデージンジャーエールに、上手にくるくると剥いたレモンの皮を コリンズグラスの上から下までに伸びるように、入れたものです。 この皮を、馬の首に見たたて、馬の首という名前のカクテルな訳ですが。

夏の暑い日のバーにて。
早い時間なので、相変わらずガラガラである。
F「あちぃねぇ」
I[いつもの冷えたジン?」
F「いや、喉も渇いたしね」
I「じゃ、びーる?」
F「ビールは遠慮しておくよ」
I「じゃ、なんにする?」
F「ホーセスネック」
I「変なもん思い付いたねぇ」
F「そんなにマイナーなカクテルかい?」
I「うーん。皮剥く気合が無いんだけど」
F「ぶーぶー。客の要望を聞けぇぇぇぇ」
I「じゃぁ、後30分、お客さん来なかったら、ゆっくり剥いておくよ」
F「ふぅん。じゃ、信じてほかのもの頼むかな?」

で、ぼちぼち、いつものお酒コースで飲んでると、結局15分で次のお客が。
F「ちっ」
I「残念でした(笑)」
その後はどんどん忙しくなる一方。わたしは、相変わらずのコースで どんどん杯を重ねました。
で、最後にすっきりしたライトなカクテルをお任せで頼む。
しばらくすると、目の前に炭酸飲料が。
I「はい」
F「なにこれ?」
I「何でしょう」
F「飲んでいい?」
I「どうぞ」
で、飲んでみると...........。
レモンの香りがするブランデージンジャーエール。
F「ホーセスネック」
I「ネックなしだけどね(笑)」
なるほど、よく見ると、レモンのピールが2~3切れ浮いてる。
F「まぁ、いいでしょう。でも、よく覚えていたね」
I「今さっき思い出した。暇な時に注文してくれたら、ちゃんと剥くよ」
F「ふーん」
ちなみに、その後、ホーセスネックをここで注文していません。
そのうち絶対飲ませてもらおう。