ファイティング・コック
いまだに解けぬ謎が一つ。
研究も順調、バイトも順調、基本的には言い事づくめ。
でもなんとなく気分がブルー。そんな日に、いつものバーに行くわけですが。
相変わらずの空いているバー。
I「Fさん、なんか今日は元気ないねぇ」
F「そぉ?」
I「うん。おとなしいしね」
F「いつもおとなしいじゃない」
I「変な注文をしない」
F「じゃ、変な注文をするかなぁ」
I「なに?」
F「ブルーな気分のときに飲む酒」
I「うーん」
で、しばらく考え込んで、出てきたものはきれいなカクテル。
F「これは、余りにも芸が無いぞぉ(笑)ブルームーンじゃん」
I「やっぱり、だめ?」
F「だめだめ(笑)」
I「うーん。もうちょっと、なんか指定ちょうだいよ」
F「ブルーなときに飲んで、ハートが元気になる酒」
眉間にしわが寄るIさん
I「あんまり変わらんじゃん」
F「いや、俺的には変わったの」
そのとき横から他のお客が
客「Iさん、あれがあるじゃない」
I「ああ、なるほどね」
F「あれとは?」
I「Fさん、バーボンいける?」
F「まぁ、いいけど」
で、出てきたのはショットグラスに注がれたバーボン。
F「これ何?」
I「これ、ファイティング・コック」
と、ボトルを私の目の前に。
F「で、これと、私の注文との繋がりは?」
I「いや、きまってるじゃん。ねぇ」
と、お客とくすくす笑っている。
結局、何がどうなのかわからずじまい。
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答えを教えてくれると嬉しいです。