キングスバレー
これ、意外な組み合わせでけっこうきれいな緑が出る 変わったカクテルなんだよね。 スコッチウイスキー使う贅沢なカクテルだけど。
生まれてはじめて、キングスバレーを見た時のお話を一つ。
前出の千葉のバーでの続きのお話。
じつは、その時となりの席の4人組みくらいの 人々が完全に出来上がっていて、フィーバーしてました。 バーテンダーもかなり困っておりましたが......。
客「おーい、大将」
M「何でしょう」
客「なんっか、こう、あっというような、
珍しい酒ないのかい。」
M「どんなのがよろしいでしょうか?」
客「だから、あっというのだよ」
F「...........。」(たたき出しちゃろか?)
その後、このバーテンダー、こらえつつもいろいろ
お酒を見せてましたが、この客、偉そうなこと言うわりには
酒の知識0の様子。
ズブロッカのビンの中の草見て喜んでましたから。
客の連れの女性が、
「ねぇ、なんかカクテルないの?」と注文しました。
客、すかさず、
「何か、この店でしか飲めない、あっと驚く奴だぞ」
(ぉぃぉぃ。勘弁してくれよ。この、「あっとおやじ」)
しかし、バーマン動じず、女性に向かい
「どんな味のがいいですか?」
女「きれいなのがいいわ」
M「じゃあ、変わったもので、ちょっと手品をしましょう」
おもわず、この時点で、KとFは野次馬に早変わり。
客「おお。すごいんだろうな」
(えーかげん、黙れよこのおやじ)
M「まずは、ここに皆様がよく飲むスコッチがあります」
M「次に、.............。」
(客と女、この間盛り上がって話は聞いてない)
M「さて、この材料を交ぜあわせて、何色になるでしょう」
客「当然、ピンク」
(どうしてそうなる!?)
女「淡いブルーとかだと嬉しいよね」
M「では、やってみましょう」
材料をシェーカーに入れ、シェーク。
グラスに注ぐと、きれいなエメラルドグリーン。
女「きれい........。」
客「け、大した事ないなぁ。やっぱり、ピンク色くらいでないと」
全く困った客である。
彼の捨てぜりふ
「やっぱ、○○(日本酒:酒名は自主規制でカット)
だよな、酒は」
しかし、ここのバーテンダーは偉い。 俺ならとっくに切れて追い出す。
まぁ、ものの分からん酔っ払いはバーにきちゃだめですね。