ワイルドターキー

まぁ、お酒自体の解説は不要といえるほどのバーボンです。
(知らない人いないでしょ?)
Fも最近ちょっとだけ飲むようになりました。 元々ウイスキーはスコッチ派なので、 あんまりバーボンは飲みません。(これもH君のお陰だね)

バーボン好きな人なんて腐るほどいるだろうから、 今更なんか紹介されても、 「だからぁ」って感じなんでしょうが。
ましてやただのターキー好きなんて沢山いるから。
ついでに以下の話はターキーとは無関係な話しだったりする。


Fの今まで逢ったことのある人の中で、一番 かっこいいと思えた人の話です。
その人は、Fの当時バイト先(某電器店)に中途で 入ってきた社員の人で、人当たりのよさと、性格の軽さで 主婦からお年寄りまであっという間にお店の一番人気に なったような人です。(ほんとに、接客、配達の指名が 多かった)
元々、何をしていた人かというと、肉屋さんで働いていた そうです。実家が肉屋さんで、修行の意味も込めて、 某大手ディスカウントストアの精肉部門で 働いていたそうです。

精肉の腕前のみならず、パッケージング、商品企画 そのほか諸々で、力を発揮して、ずいぶん売り上げに 貢献していたそうです。
ましてや、この主婦受けの性格。

彼の話だと、肉にはそのままでは食べれない (非常に美味しくない)部分があるのだそうです。 良心的肉屋ではそれは加工用にまわすか、 捨てるかするような部分なんだそうです。
で、そのディスカウントストアでは、その人が目を離すと その部分をたたきにしたり挽肉に混ぜたりして売っていた そうです。というか、この人も苦情が来てはじめて気が ついたようです。
それが続いて、かれはこんなまずい肉を売るのは 我慢が出来なくなって会社を辞めることにしたそうです。

で、社長室に呼ばれて、いろいろ話し合ったそうです。 (そりゃぁ、あれだけいろいろ出来る人は他に いないだろうし)
「どうしてやめるのかね」
「社長、あなたは自分の店の肉を食ったことがありますか?」
「ない」
食ったら分かりますよ」
それだけで席をけって、会社を出てきたとか。

確かにいろいろこの人の姿勢を批評できるとは思う。
でも、純粋にこういうプライドを持って仕事したいと 思います。 (だったら、今すぐ今の会社辞めろって文句が来そう....)

で、こういう事をたまぁーに、スナックでターキー飲んで 話したことが思い出です。
でも、当時Fは19だったのでジュース飲んでました。