赤いの
カクテルの話で「赤いの」なんて書けば、きっとみんな
色の赤いいろんなカクテルの話やら、レシピリストでも
あるんだろうと期待するんでしょう。
そういう知識を期待した人ごめんなさい。
私と当時行き付けだったバーテンさんの共同制作の
オリジナルカクテルです。
正確に言うと、2年ほど前の作品なのに、
いまだに名前が無く、お互いに「赤いの」で呼び習わしています。
(当然名前が無いので、メニューに載せようもありません。)
では、このカクテルの由来でも。 (何の足しにもならない話なので、以下を読んで、 怒りのメールを送り付けないでください)
行き付けのバーで、そろそろ飲むものが倦怠期に入ってきたころです。
F「なんか珍しいものない?」
I「そうそう。この間ね、マリブリ*1のグレナディンシロップが
手に入ったよ」
F「......(そんなもんどうせいってんじゃ?)」
ちなみに、グレナディンシロップは、ご存知の方もいるでしょうが、
かき氷にかけるような真っ赤なシロップで、お酒でもなんでもありません。
カクテルの味付けや、色付けに使います。
で、どうにかそのグレナディンを減らせないかなぁということで、
それから、そのバーに行くたびに、それを使ったカクテルを
一品づつ考えました。
今考えるととんでもない暇人です。
Iさんの名誉のためにいっておきますが、マリブリの
グレナディンシロップは、グレナディンシロップの中でも、
特に色もきれいで、おいしいものですし、十分に珍しい物です。
で、出来上がったものが、「赤いの」です。
レシピは、
白ラム60ml、
カンパリ(白)1~2tsp
グレナディンシロップ 1~2tsp
1/4cut ライム
オールドファッショングラスに、氷、 ラム、カンパリ、グレナディンを入れてステア、 そこに、ライムを絞って、そのままグラスの中に入れて出来上がり。 結局作った中で一番単純なものが、一番おいしく出来ました。
でも、このカクテル、いつまでも「赤いの」ってのも何なので、
いいお名前がありましたら、ご連絡ください。
ちなみに、これは、札幌市の
バーnokiaで、飲むことが
出来なくもありません。マスターは物忘れも結構しますので、
思い出させるのが大変です。
*1 マリーブリザードの略、結構有名なリキュールのメーカー