器用貧乏って僕のことですか

最近、いろんな講師業のお話が来るんだけど、不思議とテーマ未定が多いわけだ。
で、「どんなことお話しましょうか?」なんてこっちから聞く始末で....。

この間東京に出たときに、最近の引きこもりぶりを心配してくれた昔の同僚は、「なんか講師でもやったら?うちではこんな感じの講座があるから、どれでも得意なの言って」とお話を振っていただけたんだけど、その膨大なメニューの大半の講師は、別にどれでもできるよなぁとか思ったわけです。
そりゃぁ、その講座の講師を専業にしていて一意専心でそれに取り組む方に比べれば、敵わないのでしょうけれど、それ相応でよければ、どれもこれも話したことのある内容の範疇に入るんだよなぁとか思う。
「多芸ですごいじゃん」と、お褒めいただけるということもあるのだろうけれど、不惑が見えてきた歳になって、こんな不惑どころか何見ても人生惑いまくりになるような状況はいただけない。
なんというか、ビジネス系から非営利、公益、学術にテクニカル、何でもござれで、コンサルから執筆から講師までやってりゃそうなっちまうわな。

んじゃぁ、「何でもできるのはよくわかった。やりたいことを選びたまえ」って話になるんだけど、「やりたいことっていまさらいわれてもねぇ」という喜劇的状況。
全くもって困ったものです。全くもってこの15年進歩なしです。しいて言うなら子育ての義務があるので、人として逸脱しないだけで、完全放置したらどこに流れ去るのか全く自分でも予想できません。
やれやれ。こんな私はどうしたらいいでしょうか(苦笑)