ナキウサギを平地で飼う女

なんだか謎のタイトルだ。自分のことをちょろっと比喩的にかいてみよう。

いつも、北海道に来るとウキウキ活き活きする。東京で仕事しているときは、絶対北海道じゃないと生息できない人間だよなぁ、と自分のことを思っていたぐらい。
津軽海峡の南に生息していない生命体とも言えるんで、ある種、ナキウサギのような代物でもあったりする。

で、これを何を思ったのか温暖な三河地方で飼おうという無謀なことを考えたのが家内。飼育実験に成功して、今じゃすっかり三河地方に生息する普通の飼いウサギ。挙句に、この飼いウサギは、温暖な気候と檻の中で飼われすぎて、大型化した。最近じゃ、檻から時々脱走して、ナキウサギは飼いウサギから野良ウサギと化している。おまけに行動半径が列島全域にまで広がって、周りの生態系を食い(飲み)荒らし、帰化生物問題に等しい状況なのかもしれない。食い荒らされている各地の人々は大変だ(笑)

とかいいつつも、やっぱり原産地の気候、風土、食物は体に合うらしい。北海道に脱走してきてみて少し思ったりする。

こう考えると、うちのカミさんってすごいかも。
誰も成功しなかった飼育実験に成功した生物学者みたい。