空きました、ではなく、飽きました。本当です。

人生の中で、いろんなことが飽きっぽい人間でした。
そんな僕でも、多分これ一生ハマってるんだろうなと思ったのが、TVゲームです。小学校の5年生から本格的に遊び始めて、中学生の時には趣味が高じて自分でプログラミングまでしていたわけですし。それがある日突然、理由もなく飽きちゃったんですね。あれは変な話、飽きた自分に驚きました。大学一年生だったと思います。
高校生の時には、朝起きて、SEGA MKIIIにその時はやりのゲームのカートリッジを入れて、一通りクリアしてから登校したり、食事の前にも、食事の後にも一回のゲームというぐらいで、大人のたばこぐらいの習慣化した何かなぐらいだったわけです。
それが大学生になってしばらくしたら、完全に飽きちゃったわけです。理由が全く自分でもわかりませんが飽きました。
とは言えゲームが嫌いになったわけではないので、リバイバルでフリッキーとかスタージャッカーとかあれば何となく手をつけますし、友人の家で珍しいゲームを見れば少し触りたくなりますし、娘が変なゲームアプリを手に入れていればやってみたくなるのですけど。

でも、概ね飽きたわけです。なので、手がすいていて、どうしても一緒に遊べと子供が言えばやりますけど、そんなことでもない限りもうやらないんです。

で、先日の東京出張の夜、突然飽きたんですね。酒に。
なんか、このゲームの時と一緒な訳です。自分の人生の一角を占める重要なツールであり、人生そのものじゃねとか思って、ほぼ20年連れ添ってきたわけですが、なんと、飽きました。
お酒を嫌いになったわけじゃないんですよね。でも、お酒飲むわくわく感とか、お酒にありつける喜び感とか、そういうのを一切感じなくなったんですよ。完全に飽きたという表現がぴったりです。
たぶん、ゲームの時と一緒で、誰かと飲み行くって時にふつうに飲んだりするだろうし、友人やいきつけの店が秘蔵しているいいお酒なんかをちょびっと飲ませてもらったりとかもするとは思います。
だから別に酒を断つとかそういうわけではないんでしょうけど。
多分、今まで僕と付き合うのに無理してお酒を飲んでいた方なんかは、無理にお酒の席にしなくても大丈夫です。僕を口実に飲んでいた人はこれからも安心して口実にして下さい。ということで、お酒に対するスタンスが変わったよっていう、ちょっとしたお知らせでした。

本当に、飽きるってあるだな。それだけ色んな酒を散々飲んだんだな。20年で。我ながら感心するよ。