説明
科学における説明については、様々な観点からの議論がある。
特に、科学の目的として、現象に説明を与える事を
課すような立場にとっては、非常に科学における説明の
本質を考えることは重要だ。
その、科学における説明に対し、一つの定式化を与えた もっとも代表的なのはヘンペル等の理論であろう。
そのスキームは至極シンプルで、かつ、一見、説得力に富む。
諸条件B
補助仮説C
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現象D
その時、Dに対して説明を与える。
また、これは現象の予測にも使える。
この図式で、仮説Aで現象Dを説明する事になる。
また、ある法則に対して、なぜその様な規則性が生まれるのかという事を より、深い理論を用いて説明する事もある。
諸条件B
補助仮説C
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法則F
その時、Fに対して説明を与える。
また、これは法則の予測にも使える。
この図式で、仮説Eで法則Fを説明する事になる。
この図式は、熱力学的現象と、熱力学の法則と、統計力学、 との関係などを考えると、非常にもっともらしく見える。
しかし、原因と結果の対象性の問題や、結果を確率的にしか導出しない現象の場合など、現実の場面を多数考えると、不適合な場面も多く、
多くの批判や修正があり、その議論はまさに百出と言っても過言ではないだろう。