情報を足していこう
映像を繋いだところで、十分に伝えたいことが伝わるかどうかといえば、きっと不十分なので、色々と情報を映像に足していく必要があります。 情報の足し方は、大雑把に二つくらい。
1.スーパーを足す。
文字を上に載せるというのが一つ。テロップとかスーパーという奴。でも、元の画像が小さいので、文字のあまり多くは乗せれません。大きな文字で少しの捕捉ができる程度です。
2.ナレーションを足す。
音声を乗せるというのも一つ。これも所詮、1カット4秒程度しかないので、ほんの少し捕捉ができる程度。あまり多くの情報を足すことはできません。
■スーパーを足そう
色々高価なソフトを使うのももったいないので、メディアプレーヤーのおまけのムービーメーカーを使いましょう。タダですし。
1.まずは作ったAVIファイルを取り込みましょう。
2.ストーリーボードにならべる。
編集したAVIファイルを取り込むと、いくつかに別れていることもありますが、画面下の順番にストーリーボードに入れましょう。
3.次に、タイムラインの表示を選択して時系列で内容が分かるようにして下さい。
4.コメントを作る。
ここで、ツールより「タイトルおよびクレジット」を選んで、コメントの文章と、コメントの出方を決めて下さい。
ここでポイントになるのが、コメントの文字の大きさと色です。文字は十分に大きくすることをお勧めします。元画像の全体の色身を良く観察して、あまりケバケバしくない色を選ぶようにしましょう。
5.表示タイミングを揃える。
次に画面下部のタイトルオーバーレイのところに出てきたボックスを動かして、スーパーの表示のタイミングを調整して下さい。
6.で、4と5を繰り返して、必要なだけスーパーを乗せて下さい。
7.再度出力する。
「ムービーファイルの保存」を選んで下さい。「ムービーの設定」から「その他の設定」を選んで下さい。ほとんどの設定がWMVファイルでの出力です。PC用にアップしてしまうのであれば、好きな設定でかまいません。ただ元の画像が非常に小さいピクセルですので、画像のピクセルが小さいほうがそれっぽく見えると思います。更に加工したい場合は「DV-AVI(NTSC)」を選択して下さい。唯一、AVIファイルで出力されます。
■ナレーションを足そう
スーパーを足すのと同じ要領で、ムービーメーカーでナレーションをつけましょう。でもナレーションは別で録音して下さい。WAVファイル(****.wav)という形式で音声を作る必要があります。
なので、これもただソフトで行きましょう。市販のマイクをつけて、Windowsに付属のサウンドレコーダーで録音しましょう。簡単にナレーションのWAVファイルができます。なるべく、細切れですこしづつの音声ファイルにしましょう。
1.「スーパーを足そう」の3まで一緒です。
2.音声ファイルを読み込む
準備ができたら「オーディオまたは音楽の読み込み」を選んで、作ったWAVファイルを読み込んで下さい。
3.音声ファイルを配置する
取り込んだWAVファイルを画面下部のタイムライン上に配置していきます。
4.音量バランスの調整
配置が終わったら、ツールの「オーディオレベル」でオリジナル音声と挿入したナレーションの音量バランスを決めます。
5.2~4を繰り返して必要なナレーションをセットして下さい。
6.「スーパーを足そう」の7に沿って出力して下さい。
「なんだ、WAVだったら音楽でもやれるじゃん」と思ったあなた。技術的にはその通りです。ここではそれをお勧めしません。
というのは、まず、万人(もしくは地域内の不特定多数)向けの配信がパブリックアクセスの前提です。とすると、著作権の問題が明らかに発生します。完全にご自分の作詞、作曲、演奏、録音であれば問題ありませんが、市販CD等から撮ったものは何らかの権利が発生しています。ですので、利用はなるべく避けるようにして下さい。
また、こんなに短い内容で音楽をかぶせても、肝心の内容が伝わる構成になるとは思いにくいというのもあります。そういう観点から音楽に頼らない番組制作を心がけて下さい。
大体これで内容的には十分なものになったかと思います。