携帯動画を取ってみよう

取り方は簡単。携帯電話の説明書を見て、動画を取って保存すればOK!

といいたいところだけど、ちょっと取り方を気をつけてみよう。
まずは、動画撮影全般の基本。
次に、携帯ならではの画像の粗さ。
次に、1カットあたりの撮影時間の短さ。
最後に、音声の取り方。

■動画撮影の基本をやってみよう。

特にパブリックアクセスの場合、人を撮るというのが結構ポイントとなる、と思います。案外、簡単に撮れそうで撮れません。動画撮影の基本と言う事で、2つのポイントに気をつけてみましょう。

1.顔を真ん中にしない。
案外座りの悪い構図になりがちなのが顔を真ん中にして撮影してしまうこと。真ん中ではなく顔を少し上に持ってくるようにしましょう。画面全体に顔じゃなくて人物全体が入るように気をつけてみましょう。
顔文字でイメージするとこんな感じです。
上 [:-)□]
上 [:-)□=] ○

2.視線の先は少し空ける。
顔などを横(斜め横なども)から撮る時は、視線の先に少し隙間を空けましょう。
顔文字でイメージするとこんな感じです。
左 [ (_^*)] ○
左 [(_^*) ]

色々あるんですが、これだけ気をつけてみて下さい。随分変わると思いますよ。

■画像の粗さを考慮しよう。

この辺はDV馴れした人も、少し困っちゃうところかもしれません。とっても画像が汚いんですね。9680ドットの動画なんて、TV(720480相当)に慣れた人には耐えられないこと確実です。
よっぽどアップのバストショットでもない限り、人物の顔なんざほとんど区別つかないものです。じゃぁどうするのか。これも二つのコツを考慮しましょう。

1.しっかりアップで撮る
会話などはきちんと区別がつくようにしっかり寄って撮りましょう。
被写体に失礼になならないように、きちんと本人の許可を得て取ることが重要です。

2.モーションを撮る
実は、動きはかなり画像が粗くてもそれなりに上手く見えます。
なるべく背景を動かさず、被写体の動きだけを撮るとより奇麗に取れます。人の目というのは動くものは多少画像が粗くても適切に認識します。その性質を活用しましょう。

この辺の性質を踏まえて色々と工夫しましょう。

■撮影時間を考慮しよう。

DV馴れした人にとって厳しいのが、撮影時間の短さ。1カットせいぜい4秒。異常に短いんです。まさに1回の撮影がそのまま編集時の1カット。もっと言うと、普通のTV番組なんかでも1カットは15秒ぐらいはあるものです。なので、ちゃんとした機材で番組制作をしたことのある人には、非情に抵抗感があるかと思います。

その代わり何度でも取り直せるんで、とにかくパシャパシャ撮ってみましょう。

■音を撮る。

携帯カメラの持ち方に気を付けましょう。
マイクの所を持って撮影すると、音が全然入りません(笑)
案外、各種携帯電話は撮影時にマイクの所を塞ぐ形で持ってしまうようなデザインになっています。自分の携帯電話の音声入力がどこからされているのかを確認して使いましょう。
あと、ちゃんとしたマイクではないので、必要な情報を撮りたければ十分近づかないと、何の音だか理解できません。アップでしっかりと音を撮る必要があります。


この辺を気をつけて、とにかく沢山のカットを撮っておきましょう。撮って撮って撮りまくるのが、はじめのうちはコツです。撮る時は、ちゃんと被写体になる人からは許可を取りましょうね。