スープのおいしいレストラン

子のら(上)の作品。案外ちゃんと起承転結が出来ていたので、ちょっとビックリ。モノカキとして抜かれる日は近いな。うん。

スープのおいしいレストラン:タイトル

森のどうぶつたちがだいすきな「スープのレストラン」。
今日も、おいしそうなかおりがただよいます。
スープのレストランをしているのは、あひるのコックです。コックはまどのそとをのぞきました。外は、すごいぎょうれつです。

さあ......さいしょのおきゃくさんはだれかな?

さいしょのおきゃくさんは、くまさんで~す!
くまさんは「いつものにしてちょうだい」といいました。
「はい、わかりました」とコック。
さて、どんなスープがでてくるのかな~?
みんなもかんがえよう。
しゃけのスープでした~!
くまさんは、おいしそうにたべて、かえっていきました。

おつぎのおきゃくさんは、うさぎちゃん。
「きょうのごちゅうもんは?」とコック。
うさぎちゃんは「今日はとくせいキャロットの入ったスープにしてちょうだい」。
「分かりました。キャロットスープですね?」とコック。
コックはできあがると
「はい、できあがり。うさぎちゃん」とコック。
「ありがとう。おいしい。かえるね」とうさぎちゃんはそういってかえっていきました。

つぎのおきゃくは、いぬくんです。
「ごちゅうもんは?」とコック。
いぬくんは
「ミートスープにしてくれ」といいました。
「かしこまりました」
そしてミートスープができあがると。
「できました」とコック。
「うまい。うまい」と、いぬは言ってかえってゆきました。

どうぶつたちは、お金のかわりに
くま=はちみつ
うさぎ=にんじん
いぬ=にく
というように、おいていくのです。

つぎのおきゃくさんは、りすくんです。
「いらっしゃい。ごちゅうもんは?」とコック。りすくんは
「木のみのスープ!」
といいました。
できあがって、りすくんはおいしそうにスープを食べると、イチゴを、おいてかえってきました。

イチゴとはちみつ
あひるのコックは、レストランを、いったんちゅうしして、りすくんにもらったイチゴに、くまさんにもらったはちみつをかけてたべました。
コックは「あぁ、おいしい」といいました。

また、かいてんして、きたおきゃくさんは、ハムスタ~おじょうさまです。
コックがいつものように「ごちゅうもんは?」ときくとハムスターおじょうさまは
「あまいものが、たべたいわ」
そのことばにコックも、レストランにいたどうぶつたちもびっくり!
だってここは、スープがおいしいレストランなのですから...。
「はやくつくってちょうだい」
とハムスターおじょうさま。

でもコックがしっているおかしのつくりかたは、カステラとなまクリームしかないのですから。そして、すこし、かんがえると
「そうだ!ケーキにしよう!
えっと、こむぎこどこだっけ?あった。
にわとりさんからもらったいちごとブルーベリーと、くまさんからもらったはちみつもつかっちゃお!」

30分たっても出てこないので、ハムスターおじょうさまは、かんかんです。
「まだなの!」
そしたら
「ケーキができました。ハムスターおじょうさま!」

ベリーのケーキ

おじょうさまは、おこるのもわすれてケーキを、むちゅうでたべました。
レストランにいたどうぶつたちも
「たべさせて~」
「おいしい!」
とおなかがいっぱいになるまで、たべました。
おじょうさまは、こうきゅうピーナツをおいてかえっていきました。

つぎの日、スープのおいしいレストランには、
「ケーキはじめました」
というはりがみが、はってありました。

スープのおいしいレストラン:エンド