人国記・新人国記

その言葉卑しけれども実義なり。(P.30、参河国、人国記)
武士の風義、善多くして、女も健気に、恥を知るところなり。(P.126、参河国、新人国記)

こんな本があることはすっかり忘れていました。住む前に気がついてちゃんと読んでおけば良かった。
今住んでいる地方ってこういう人々が住む地域だったとは。
昔の支配者が、地域の実事情を知るために縷々集めた情報を元に編纂された本、らしい。なるほど、とりあえず、今住む地方に関しては納得できる。でも、住んでてつらいな。正直言って。
結局のところ、地域を変えるような力を持たんといかんのかねぇ。でも、王にはなれんと思う。

風を移し俗を易ふるは、王たる者の以て挽回する所なり。(P.280、新人国記)