般若心経・金剛般若経

色不異空。空不異色。色即是空。空即是色。(P.10、般若心経)

日本の仏教で一番良く唱えられている経典がきっとこれなんだろうなぁとおもう。うちの近所の寺とか葬式で、実際に読経するときに唱和したこともあるしな。でも、その意味って案外とちゃんと知らないんだよね。読んでる本人も。
でまぁ、般若心経とより詳細に空の思想を説いた金剛般若経を翻訳して一冊にしたのがこれ。とはいえ、

般若波羅蜜を説けるは、すなわち、般若波羅蜜に非ざればなり。(P.72、金剛般若経)

といわれちゃうと解説しないでただ読む以外ないよなぁという感じはするよな。ま、一度意味を吟味して読んでみるのもいいかもしれません。でも、葬事でもないのにこれを目にするやつってあんまりいないよね。

一切の有為法は、夢・幻・泡・影の如く/露の如く、また、雷の如し。(P.126、金剛般若経)