北海道の現代芸術 公開講座 北海道文化論

僕は、ものをつくるというのは自己満足でいいと。というより、自己満足すらできないものをつくるなといいたいですね。(P.277)

そうそう。本当にそう思う。昔、自分のコラムでも、それは書いた。(自己満足するほど仕事やってる?)
この本は残念ながらアマゾンとかで検索しても売っていない。確か、放送局に入局したときに先輩から貰った本のうちの一冊。改めて読むと結構面白かったりする。芸術論ってよりは、人の働き方のありようとして。

とくに組合というのが北教組並みに劣悪で、(中略)リハーサルが三〇分超過したから、明日の本番を三〇分減らしてくれ、なんて出来そうもない馬鹿げたことをいいにくる始末です。(P.236、札響オーケストラについて)

こういう半公共組織での講演録で、こんな組織名名指しで批判して良いのやらとおもいますが、まぁ、そういう働き方をする人が多いのが実際でして、それを芸術という世界でやるのは言語道断ということ、というかですね、普通の職場でも言語道断でしょうが。
一応、故郷の芸術論ってことで、気になるところも少しメモって残しましょう。

ここ(旭川市内)に彫刻を置いて市民に鑑賞してもらおうということにしたのです。鑑賞というよりも、生活の中に彫刻を一体化させようとした(P.135)

北海道のアーティストは、よく風土風土といいます。これは風土病ですね(笑)、風土というのはにじみ出るものであって、はじめから頭に冠せるものではないと思います。(P.224)

江別だったら江別、札幌だったら札幌、北海道なら北海道でもいいのですが、街の魅力もいろんなものがあると思うのです。(P.297)

http://www.sgu.ac.jp/hum/publish/hokbun/mokuji9.html