相対性理論

同時刻という概念に、絶対的な意味を与えてはならないことがわかる。(P.24)

自然科学の金字塔とも言うべき一冊。時間と空間に関する考察。読んでみると、意外とその理論そのものを理解するのに使われている数学上の道具立ては、簡単なことに驚く。高校生ぐらいで大丈夫。
ただ、それが指し示すことの意味となるとそれはまったく別。非常にイメージしにくい話。相対性理論は一人歩きしているきらいがあるので、一度この原典を丁寧に読み解いてみるといいだろう。
科学が人類の共通財産である限り、人類であれば必読書かも。