大臣
自民党の政治はだめだ。しかし、自民党はだめだと言っているだけの社会党をはじめとする野党もだめだ。さらに、野党もだめだと言って何もしないのもだめなのではないか。(P.66)
基本的にそうも思っていないけれど、何もしないってのはだめだと思うので、せめてちゃんと一票を入れたり、必要な自治の協力をしたりはしているつもり。
ま、一世を風靡した元厚生大臣で民主党の党首だの副党首だの幹事長だのを歴任している菅直人さまの全盛期の著作。基本的に、勉強にもなるし、参考にもなる。お国が悪いだの政治が悪いだの言うのなら一読はするべきだろうという本。以下は当たり前だけど大事だよなぁと思う論点だけ残してメモ。
行政の実権を政治家の手から奪っていった。政治家から奪うということは、国民から奪うということである。(P.43)
100パーセント確実でなければ何も発表しないという体質にもどってはならないと思う。(P.104)
民主主義というのは「交代可能な独裁」だと考えている。(P.128)
それならどうやって信用できる政治家や大臣をつくってゆけるか、それが、逆に国民に問われていると考えるべきではないだろうか。(P.170)