世界の名著 17 コーラン

彼らが欺いているのは、じつは自分自身にほかならないことに気づかない。(P.56)

こんなのに、思いつきの適当感想文なんか書いていいのかしら。
イスラム教の啓展として良く知られているもの。でも、その内容を読むことはあんまりない。で、実際に読んでみると、キリストとかユダヤとなんでケンカするねんという気分になる。だって信じてる神様は基本的に一緒なんでしょ。八百神の国の国民としては、そんなに怒らんでもいいジャンという感じ。
それにさ、

人間は幸福を祈ると同じ祈り方で不幸を祈る。ほんとうに人間はあわて者である。(P.273)
まことに人間は気ぜわしく造られている。/一度災難にあうと不安がり、/一度幸運にめぐりあうと吝嗇になる。(P.519)

というような、人間の間抜けさも理解してくれている神様なんだからさ。ちったぁ許しあおうよ。