パチンコ屋と医院の相似性

先日、子供らと病院に行った。どこでも、いまどきの個人の医院の横には調剤薬局が併設されている。医薬分離とか言って、法改正した流れではあるわけだ。それ自体は良いと思うし、実際、それによって、いろんなチェーンのドラッグストアを中心に新市場が実際に生まれているのも確かだ。

でもね、田舎に住むと、そうもいかないし、結局、そういう併設の調剤薬局で作ってもらうだけって訳だ。医者で医者が処方箋書けるんだから、薬剤師を雇ってその中で処方させてもいいジャンとか思う。
なんだか、建前だけ守って現実問題はなんら変わっていないという典型に見えるわけだ。

この状況にそっくりなのは、日本のバクチである、パチンコ屋なんてよく似てる。現金に換えることは禁じられているものの、現実には、そこの横に往々にして、事実上の併設古物商があるわけだ。要は、ワンクッションあるだけで換金は出来ちゃう。

医療と賭博を一緒くたにしてはいけないんだろうけど、結局、こんな分かりやすい抜け道状態で、法を作って手間だけ増やして、なんかいいことあるのかなとは思う。まぁ、建前が本音の堕落を防ぐというのもなくはないので、必要なのかもしれないけれど。