おめでとう三鷹市

SOHO支援者のMLで、「三鷹市がワールドテレポート連合のインテリジェント・コミュニティのトップ1に選ばれた」というニュースが流れてきました。
あー、さもありなん。とか思ってしまったわけです。とはいえ、世界一ってのはすごいですよね。三鷹市民の集合体が、世界一のインテリジェントコミュニティって訳なんです。
僕と三鷹の出会いは、北海道旭川市で三鷹SOHO倶楽部の代表の河瀬さんとお会いしたのが最初。次が、むさしのみたか市民テレビ局の視察に行ったのが次。その次が、SOHOフェスタのパネラーで産業振興プラザ。その次が、ただ飲みに行って、市民協働センターを視察。
実は、IT都市、SOHOシティと言われて結構なる三鷹市ですが、視察に普通に行っても、意外とたいしたことなかったりする(すみません、関係者の皆さん)。それぞれの活動の首魁どもがやっている内容ってのが、ものすごく少ない。それっぽちの内容でどうして、回りがそんなに動いてものごとができるの?というのはいつも疑問だったりする。そんぐらい首魁どものやることが少なくシンプルなので、みんな真似をするのだが、大方失敗している(役所の人々等がどう思っているか知らないが僕の目にはそう見える)。
この疑問が氷解したのが、実は、市民協働センターを視察した時。実は三鷹には、非常に長い住民の行政参画、行政の住民参画の歴史が根づいている。昭和40年代まで溯れるというのだ。だから、行政が市民にものごとを任せることを恐れないし、市民も行政を敵視しない傾向がある。全市民、全市役所員ではないにせよ、全体としてそういう傾向を持ち、市の問題点から共に考え、共に立案し、共にアクションをするのがあたりまえ、なのだ。
住民が必要なことを、必要なように、自ら考えて実施する。それを今一朝一夕で、できるなどと思ってはいけない。行政も住民も心を共に入れ替えて、一緒に地域を創るために、長い協力をしていかなければならないと言う事だろう。でも、はじめの一歩を踏み出さないと、いつまでたっても、インテリジェントコミュニティにはなれないということだ。
三鷹の皆さんはとにもかくにもおめでとう。これからも良い自治をして下さい。
他の自治体は彼らの見てくれを真似せず本質から。100年の大計で挑むべき課題だ。