愛フェスも選挙も大事な投票

昨日、ちょうど富の再分配のネタを書いたら、たまたま友人のBLOG(政府は、ホントに小さくなるんだってば)でも富の再分配のネタだった。こちらのエントリーも是非読んでいただくとして。

昨日のエントリーで書いているように、富の再分配(≒バラマキ)を政府にさせる再分配方法を決めるのが、政治というわけで、日本の場合それは一票という形でその再分配の意思決定に国民全員が関わる。ところが、この一票の流れが見えにくいし、公平性を担保する議論のなかでその作業コストは高まってしまう。とはいえ、ここで一票を参画しないと、税による富の再分配は公平性が担保されないので、それはそれで大事だったりする。よって、皆様、来る総選挙には足を運びましょう。

彼のBLOGでいう町田先生(この先生、酔っ払ったときに僕を捕まえて「ユーは社会起業家だ」と、ルー大柴のように日語英語織り交ぜて激励してくれたおもろい人でもある。)の言い分である企業のCSRでの富の再分配も大事である。僕もこういう部分を強化するようなコンサルティング活動もしている。とはいえ、ある種不透明さは残る。それは、国会とまでは行かなくても、ある種の話し合いや合議を経ての流れとなる。自分の思いは、その会議を左右する消費者の言い分という見えない一票でしかない。

もう一つ大事な富の再分配ルートとして、今回僕等のやる「愛フェス」のようなファンドレイジングも大事だと思う。(愛フェスについては「愛フェスって何さ?」のエントリーを参照して下さい)
というのも、公益性のある団体に対して、ストレートに自分の富の一部を託してしまう形だからだ。どんな公益性が必要かということを自分で社会を見渡し、各公益団体の事業を精査し、小額寄付というかたちの集積で、その公益性を強化していくことができる。合議のなかで選択と集中に飲み込まれること無く、自分の富が自分の意図する公益に渡されるという再分配なわけだ。
たしかに、こればかりだと、メディア扇動などでの公益ファシズムみたいなことが起こってやたら特定の団体やジャンルに資金が偏る可能性もあるものの、間違えなく自己の意思で再分配先が決められるわけだ。
そういう意味では、30日の総選挙のあとは、是非、愛フェスに参加いただいて一票を投じてください。そうして新旧の富の再分配を両方体験して比較して欲しいなと。