計画の成果目標が継続ってのはだめだろう

世間様はどうも総選挙でガタガタしていて、僕自身も日本初の大型ファンドレイジングイベントの準備等々でガタガタしているところで、なんだか小さなあら捜し的な話題なんですけど。

某自治体の某計画見直しの委員をしていて、最近見直し後の計画案というのが上がってきて、検討した。で、とっても気になったのは、現在の計画達成指標が数値であって、それの対比として、数年後の結果目標の欄がある。それは普通なんだけれど、その目標結果の欄に「継続」って書いてあるんだな、これが。極端なやつになると横の現在の数値に「0回」とか書いてるのとあわせてみると、0回を継続するということは、その政策はやらないって意味かいなとか思うわけだ。だったら、そんな政策はやめてしまえって事だろうがとか思う。

こういう書き方になる自治体側の事情もわからなくもなくて、「継続」と書かれているものの大半が「○○についてのイベント等を行なう主体に対して広報等の援助を行なう」というものだったりする。援助を行なうことしか政策の進め方として存在しないわけだから、それに対してそのイベントの実施回数等を目標に書き込んでも、自己でイベントを主催できない以上、自力では数値目標を達成できないということになるんだろうと。当然、自治体としては、やめてしまえでもいいんだろうけど、上から降ってきた基本になる法律とのかねあいで、その項目で何もしてないということは書きにくいので、こういう書き方になるのだと思う。なので、その手の委員会等の席では、このことを指摘だけして、はいはいと、受け流す。気も小さいし。

でも違うんじゃないの、と実は僕は思っている。大体、その項目に対して具体的になにかせよというのが、大本の法律の精神なわけだし、それを社会で新たにやって認識を高めていく必要があるからこそ、法に書かれているし、条例にもなるし、計画の項目にもなるわけだ。とすると、0回で今まで終わったようなやり方であれば、そのやり方そのものを見直すべきはずだ。0回で終わった手法を今期も継続するようなやり方はそもそもおかしい。
それに、自己開催ではないイベントであるかもしれないが、明快に回数を書き込み、そういうイベントをやりそうなところを探し、積極的に情報提供をしてもらって、やってもらうように機運を作る努力だって出来るはずだ。そんなこともせずに、数値目標も出さないで開催の横取りだけを考えて、悪い言い方をすれば市民の努力に名目後援だけつけて、自分たちの手柄にしてかっさらうだけの悪徳自治体という言い方も出来なくはない。そう非難されたくなければ、継続という表記はない。
どちらの場合であっても、数年後の結果目標の欄に、安直に「継続」とかかれるはずはない。

それにそもそも、結果目標というのは、その政策を実施した結果もたらせる内容であるべきだ。継続したらどうなるのかという観点で、書かれるべきもので、継続そのものは結果目標ではありえないはず。これを読んでごもっとも思う自治体関係者の方がいらっしゃれば、是非とも貴自治体の計画から、安直な「継続」という文言は取っ払うようにしていただきたい。
ついでに、うちのことか!と思った方は、こういう事例は日本全国結構あちこちにあるので、特別そちらのことを突っ込んだわけではない、と思っていただければと思います。とはいえ、安心してはいけなくて、要反省であるべきだとは思いますが。