郵政特別委員会

まぁ、仕事を早々にひと段落させて、TVをつける。今日は郵政特別委員会を中継している。なにやら、民主党議員が熱く問答している。
どうやら、ユニバーサルサービスを法で明記しろということらしい。それ自体は、議論していただけばいいことなので、議論してもらうとして、少し気になったのが、「田舎の郵便局がなくなると、金融サービスが受けれなくなって、東京と大阪だけが得する。都市の人間の論理だ」とかいう話。
ふと考えると、全国津々浦々に、国の信用と税金突っ込んで、郵貯のネットワークを作って、田舎の何も知らない爺さん婆さんから、お金をたっぷり集める。そして、東京都の永田町の人の都合で使ってたっぷり赤字を作ってきたわけだ。そう考えると、今の現状のほうが、よっぽど都市の論理で、田舎の爺ちゃん婆ちゃんの大切な資産をドブ川に捨てさせている。
国の保障とか言ってるけど、こんなもん、国が健全だったら補償されるという程度の話で、こんな破綻寸前の国の信用なんて本来知れるはず。金融機関としての郵貯なんか、今の預貯金を個人のじいちゃん婆ちゃんに返却して、田舎から消えて無くなってくれたほうがよほど田舎のためになる。
そして、民間でしっかりと財布の紐をがっちり縛っている(=適切な投融資をしている)、コンビニ系金融機関+個々人の好きな金融機関というスタイルで、お金を預けたり引き出したりすればいいだけ。ネットワークのビジネスは、どれだけ沢山のノード(拠点)と意味のあるリンク(結びつき)を持つかが成功の鍵。田舎の果てにだって、コンビニはある。ヤマト運輸も行く。
こう考えると無駄な議論をしていないで、とっとと民営化したほうがいい気がしてきた。