登校後に乳製品。「朝食抜き」に配慮 ?

なんか、どうしょうも無く世も末と感じた記事。
山陽新聞と時事通信が報じている。
・牛乳・チーズ自由にどうぞ=学校でも朝食OK-岡山県美咲町
・登校後に乳製品食べて 11日から小中8校で提供 岡山・美咲 「朝食抜き」に配慮

もう、親も子供のことは考えなくなって、「朝食抜きなど子どもの食生活の乱れが深刻化する中、朝食の補完(山陽新聞)」という形をとらないといけなくなるほど、常態的に朝食は作らなくなったという時点で世も末なんだけど、もっと世も末なのが、この政策の趣旨が「子どもへの『食育』の一環と位置づけるとともに、保護者にも朝食の重要性を認識してもらうのが狙い。(時事通信)」という点。
それは話としておかしくないか?学校が朝飯用意してくれるなら、保護者は「学校で食えるんだから、家で作らなくてもいいじゃん」と思うのが普通だろ。そうなれば当然、「朝食は作らなくていい→家庭において朝食は重要ではない」という図式になる。保護者に朝食の重要性を理解して欲しいなら、朝食を学校が用意するなんて論外だ。むしろ食育のありように対しての逆行だ。

確かに、朝食を与えられない子どもはかわいそうではある。子どもに朝食が食べれなく教育機関として機能しないので、緊急避難として用意する、というなら話は分る。が、これが親に対して何の食育になるんだ。
議会もバカも休み休みに言え。食育を本気で推進したいなら、こんな小手先の対応するなら、両親に朝食の作り方を教えろ。両親に早起きをさせろ。そんなもん、夫婦の片親がやり続けりゃ挫折もするが二人でやればまだ何とかなる。あと、小学校も高学年になれば自分でつくるぐらい出来る。家庭科をしっかり教えろ。朝食も作らんいい加減なバカ親なんか当てにさせるな。むしろ教育機関として学校がなすべきことだ。
学校が何でもかんでも用意するという今の風潮はどうかしている。世の親御さん、朝食ぐらい作れ。一汁一菜でも、最悪、コーンフレークでもパン焼くだけでもいいんだから。
ちゅうか、この政策で与えれるのはチーズ、ヨーグルト、牛乳。これぐらい誰でも用意できるだろ。ひょっとして、これも出来ないほど怠け者?