ひょっとするとこれは本末転倒なのではないかと

全く持って緊急性も緊迫感もない政治ネタ。

昨日、市役所の某計画の見直し委員の面接に行くのに当たって、その計画の基礎になる条例の大本になる法律を読んでみて思ったこと。

最近ほとんどの法律(とか条例)に
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(国民の責務)
第○条 国民は、○○の重要性に対する関心と理解を深めるとともに、国又は地方公共団体が講ずる○○に協力しなければならない。
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って入っているんよね。まぁ、変な話、行政への住民参画とか、協働とか言うのがキーワードの世の中なんだから、入っていておかしいというわけでもないし、自分もそういうのが入った法を作る側に位置したりもしていたんだよね。(今でもしてるのかも)

でもさ、そんなにいろんな法のもとになっている社会問題全部に対して、関心と理解を深めたり、対策に協力する時間やら労力ってそんなに全国民は持っているのかなぁと。
だってさ、議員だってすべての法案に対して完璧な情報を持って、深い関心を持って立法できるわけでもなないのに、こんなしがない一国民がこんなに大量の社会問題に対して理解を深めるだけでももはや容易ではないと思う。
というか、そんなに時間がないからこその間接民主主義だったんだろうし、代議制という仕掛けであり代議者としての議員の存在があるわけだ。

そういう意味では、いい法の運用を考えると、オストラシズムにでもしなきゃいけないってことなんですか、ということになる。考えようによっては議員とか公務員という代物の存在価値が問われる項目だったりするわけだ。

で、こんな法体系で本当にいいの?と、漠然と思った次第でございます。はい。