えらい順番

センターから自宅まで、いろいろな方に送っていただくのですが、そのうちのある方とお話して話題になったのが、一番偉いのは町内会長、ということ。
いや、なにかって言うと、葬式のお言葉の順番でもめたという話。
なんでも、葬式は偉い来賓順に挨拶をするそうで、挨拶純のリストを地域選出の議員、町内会長...、と続くようにリストを出したら、葬儀屋に「この順番は駄目。一番初めは町内会長」と言い張ったそうな。
葬儀屋曰く「議員(国会、県会、市会限らず)なぞ向こうが頭を下げてワシらが成らせてやるものであって、町内会長はワシらが頭を下げてなっていただく方だ。どっちが偉いかは自明」とのこと。確かにその筋論は正しい気もする。

ちなみに、私の住む地域は、こういう偉い人ランキングが、自分の故郷とずいぶん違う。

以前この地域に住みたての頃、電車の中で聞いた老婦人グループの会話。
「あんたんところの3男坊はどうなった?」
「いやー。ようやく片付いたよ。独立して会社つくったんよ」
「そういえば、あんたのところの次男坊、大学卒業だら?どうなった?」
「もう、4年も大学生かせたのに公務員だよ。わたしゃ悲しくて....」
どうも、この会話から聞くに、「起業した人のほうが公務員より偉い」らしい。

8年すんで思うに偉い人ランキングはこうなっているようだ。
1位、町内会長
2位、T自動車の役付き
3位、首長
4位、独立事業主&社長、各種議員
5位、有象無象のサラリーマン
6位、各種公務員
#ちなみに雲上界にはT自動車の役員というものもあります(笑)

筋は通っているような気もするし、何かおかしい気もする。
ただ、立法府は代議士(代わりに選んだ議論する人)に過ぎないし、公務員は税金から給金をもらって立法の指示で動くわけだから、決定権も無いしあまり偉いとは言いがたい。
とはいえ、天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らずなので、しゃれにして済ます程度にしましょう。