昆布というアンフェアトレード

遅刻して、普通に講演会に行く。大昔、舞妓だか芸子だかやってたババアの話。
まさに宗主国の普通のババア。話もむかつくが、これをにこやかに聞く植民地根性剥き出しの聴衆も腹立たしい。まるで「搾取を再び」と叫んでいるだけ。
着物を着ろ?食育は和食?伝統芸能保護しろ?
本来、北海道人としては「ふざけるな!」だ。
北海道の気候風土であんなスカスカの服着てたら死だろう。命かけてまでお前らの服着てるバカいねぇよ。
内地と明らかに取れるものが違うんだから、京都人の食いもん習ったってしゃぁねぇし、そんな料理方法がベースになったらお前らの造るものに支配されちまうだろうが。
そもそも、その伝統芸能なんて生きるために無駄なものを発展させるために、俺らからどんだけ搾取してきたんだよ。
普通に歴史を学べ。
内地で聞いたら普通の話だけど、ここで聞いたら怒るべき話だ。

で、会場の質問で出たのが「うちの兄は、昆布を作ってます。四十路になっても嫁も来ません。お金も儲かりません。昆布は日本の伝統だから保護して欲しい」という趣旨の発言。
お前の目の前のババアどもの祖先が寄ってタカって、昆布搾取システムを巧妙に組み上げてきたんだよ。で、このババアどもはまさにそのシステムを未だに維持して儲けてる連中だぞ。普通に水ぐらいぶっ掛けろ。昆布漁業経営が厳しい根本原因が目の前にいるんだぞ。
北海道は昆布を使って江戸の初期から長きにわたって、加賀とか薩摩とか関西諸国に搾取されてきたんだよ。しかもそのシステムは今でも基本的に一緒だぞ。「死ぬまでやる」が「活かさず殺さず」に変わっただけ。だから昆布協会の本部は大阪にあるんだよ。まさに目の前のアンフェアトレードだろ。実は他人様の国のコーヒーだの紅茶だののフェアトレード運動の面倒見てる場合じゃない。
で、ババアの回答は「そりゃいつかいいお嫁さん来ますよ、いいことやってますから」。そりゃそうだろうよ、反乱も起こさないで幸せに搾取されてくれりゃ、これに勝る話はないだろう。
こりゃまさに「北海道人決起せよ」って話だよ。にこやかに聞いてるバカども何とかしろや。