子供のことは気にならないの?

世は、首相の辞任劇で騒いでいるようですが、私の家庭は保育園の父母の会の事務処理で大騒ぎでした。

その大騒ぎ自体はいいんですけど、その事務処理を見ながら「あれ?」と思うことが。
と言うのはその事務処理って言うのが、園でのちょっとしたイベントの写真の注文のとりまとめ。年少さんより上の代はそこそこちゃんと注文があるのですが、そのすぐしたの2歳児は1件、0~1歳児は0件なのです。人数はそれなりにと言うか過去最高の人数が属しています。ちなみに、うちの娘の0~2歳児のときにはさすがにそこまで注文がないということはありませんでした。

まぁ、注文自体は任意なので、個々のご家庭が注文しないことをとやかく言う気もありませんし、僕自身も注文を忘れて、他の父母に代わりに注文してもらったぐらいの体たらくなので、何か言う資格は無いのかとも思います。
とはいえ、この世代から突然写真注文しなくなったと言うのもとても不思議な感じもします。

いくつか原因は考えられるのですが、一つには注文しにくい環境だったと言うこともあるでしょう。
16:00までの保育がベースで、お迎えは15:30からで16:00までに完了せよ。で、延長をかけてようやく18:00とか言う時間までみてくれる。という、ある意味時代錯誤な公立の保育園です。ちなみに、世間の男女共同参画の常識に照らして考えれば、女性でも普通にフルタイム労働なので、18:00に勤務完了して18:30お迎えが普通で、延長というのも残業に対応して20:00までというのがおおかたの都市の主流なわけです。24時間保育と言うのはさすがに公立では厳しいと思いますけど、この程度は普通になっています。
なので、この保育園にお子様を預けている、多くのちゃんと働いているお母さん(お父さん)にしてみたら、そんな写真をゆっくり確認できないわいと言うのも当然あるでしょう。
#ちなみに写真を掲示しているところは17:00で閉めちゃうとか。

ですが、変な話、うちのまちに関して言えば、その条件はここ数年それほど変わっていないわけです。変えて欲しいのは山々なんですけど。
とすると、ここまで注文が激減した理由は、他に求めるのが筋かなと思うわけです。
当然、いくつかの仮説が立ちます。ひとつには家内には申し訳ないですが、家内の代の写真注文やお金の取り回し方が悪いとか父母の会自体の変容もあるのではないかと。でも、だとすれば、全世代で激減するはずですので、この仮設も成立しないかと思われます。

で、世のトレンドとか色々照らして考えると、最も恐ろしい仮説に行き着くんですよね。
「親が子供に関心が無い世代」
と言う仮説、もしくは
「親が子供に出費するのを嫌う世代」
と言う仮説です。いわば、給食費未払いとか、保育費未払いにしたいという潜在的な思いのある世代、と言う仮説だったりします。
普通に考えて、こういうイベントの写真ってのは、親が見ていることの出来ない園の中で自分の子どもがどういう表情でどういう生活を送っているのかを知る一つの大事な手がかりなわけです。子供に関心があれば当たり前に欲しいと思うはずです。(思わないのかな....)
で、普通に考えれば、公立の保育園だって万能の子育てマシンじゃないわけです。そうすると、園の中で起こっていることは常日頃知りたいと思うとおもうのです。(思わないのかな....)
そう考えるとそういうことをしないと言うのは、「子供に無関心だぞ」って宣言されているみたいで、とても空恐ろしい気分です。
うちの娘の下の世代が一気にそういう無関心親に育てられた子供たちになるのかと思うと、本当にぞっとします。もしそういう気分で子育てをやっているんだったら、熊本の赤ちゃんポストに置いてきてください。と思います。ネグレクトで死者が出るのは勘弁願いたいですし。

まぁ、これらが所詮はただの僕の心の中の仮説で、杞憂になってくれることを期待しているんですけど。杞憂じゃなかったらどうしましょう.....。